2002年3月の日誌
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3 月 31 日 (日)  



梅「ガリョウバイ」も櫻も椿も 咲きました。今日は参拝客が沢山お出でになりました。

厳しい?ご質問が相い続きました。
第1問は、本殿の扉の下部に蓮の花が描かれているがナゼか?お釈迦様と蓮との関係は??
 お釈迦様と蓮は 一体のもの、極楽浄土は蓮の花が咲いているモノと思っていましたので、ナゼかと問われても、答えられませんでした。勉強しますと脱帽しました。
第2問は、象の鼻はナゼ付いているのか? 日光東照宮には無い。
 この方は相当の知識をもって質問していると感じたので、早々に脱帽しました。元宮大工をしており、色々勉強しているとの事で、「化粧・飾りである」と説明すればの暗示をだされた。

 小田原からの中学生に、インターネットで調べて来たから、ガイドはいらないと断られた。現地の人間は機械以下なのか、彼はインターネットに知識を入力しているのは人間である事を不知なのか。信ずるのは機械のみの時代がくるのか、なんか恐怖を感じました。

 若い美人姉妹、天女さんの足の裏に興味を持たれ、京都・知恩院で天女さんを拝見してきたが気が付かなかった。拝見の仕方又一つ増えたと大変に喜ばれた。私も嬉しい。
全国の天女さんをリストアップしたものがあるでしょうか。天女さん巡りの旅に出たい。



3 月 24 日 (日)  



臥龍梅は満咲。東京から見えた方、櫻々と喜声を上げていた。

 昨日シニアネット仙台主催の現代国際巨匠絵画展で、中国女性画家「戴争」氏にその画法〔和紙に岩彩「粒子に規格がある」を植物系膠で粘着力を持たせて描く〕を教示された。花が主題で、正に日本画であった。瑞鳳殿の極彩色の天女さん等の彫り物を眺めた時、2000年の悠久の歴史を感じました。

 東京郊外の大学生の小団体、真面目に拝観し、説明も聞いて呉れた。この団体を含めて今日は、政宗公に頭を垂れる方は少なかったのは ザンネンだった。



3 月 21 日 (木)  



政宗公が文禄の役の際、半島から持ち帰り、居所の古城に植えた名木『臥龍梅』「ガリョウバイ」を1979年に瑞鳳殿の再建を記念し、拝殿前に植えた梅。今が盛りと満咲です。トップ頁に写真を掲載しました。

 若い女性3人、時間を気にしないで天女さん等 熱心に拝観してくれた。天女さん様な美人に見えました。バスでお出で方々は次ぎのバス時間を心配して碌々拝観しない方が多い。バスは幾らでもきます。ユックリ拝観しましょう。



3 月 10 日 (日)  



周囲の樹木に春の息吹きを感じました。
 廣島からの令夫人5人、本殿前で全員ハンカチを目にあてている。そんなにガイドが名調子であったのか。感涙止まるを知らずカナと感激をていたら、花粉症とのこと。
 今日も、此処は何?お霊屋ッテ何、のご質問がある。日光に参拝しても同じ様な質問をしているのかナ。
グラマーなオ姐さまから「ミイラになっているの?」のご質問。この方に聞かれた方ががなんかホッとする。
 本日の最遠方からの参拝の方は宮崎県から車でお出でのファミリーでした。



3 月 7 日 (木)  



シニアボランティア養成研修会でのシニアネット仙台の説明ブース要員に行ってきました。
ガイドボランティアについて次ぎの様な応答かありました。
 Q1.1回幾ら貰えるのか?
 A1.1円も頂きません。「業」としてガイドをしているのでは無く、自分の健康管理が目的でかつ、社会奉仕になればの気持ちからガイドしています。
 Q2.観光バスで来た人々に、ガイドするのか?
 A2.観光バスや観光ハイヤーでの参拝客は、ガイドや乗務員が案内の専門家・プロとしてガイドをするので、その際は邪魔しない様に後方に下がります。私たちは聞いて呉れる一般の人々にガイドします。
 Q3. ガイドをする内容をどの様に教えてくれるのか?
 A3. 年間10回程度研修会は開催しています。でも自分の得意分野を整理し実践するのが一番覚えます。質問されて不知の事は、「知りませんでした。勉強します。」と答えて後 勉強・調査し憶える。この繰り返しだと思います。



3 月 3 日 (日)  



 東京葛飾の帝釈天を参拝して参りました。
帝釈堂内陣の外側にある10枚の胴羽目彫刻は「法華経」説話を彫刻したものです。1922年代の作品で風雨により摩耗もありますが、1枚の大きさが縦1.2b、横2.3b 厚さ0.2bの大物であり、その構図、内容の緻密な表現とに、只驚嘆しました。
 この彫刻の上部に10人の天女さんの彫刻がありました。大きさは説話彫刻と同等でありました。欅の一枚板に彫刻したままの不彩色のため80年の風雪により目鼻は摩耗しておりましたが、かっての美貌の片鱗は伺えました。時代背景か肌は殆ど露出していません。瑞鳳殿の天女さんと持っている楽器は同じもの、似たものもありました。





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