2002年6月の日誌
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6 月 24 日 (月)  



 梅雨の中休み、青空の時間の多い日でありました。
 「ぐるーぷよっこより」の瑞鳳殿での勉強会が開かれました。瑞鳳寺に始まり瑞鳳殿に感仙殿・善応殿・妙雲界廟まで、13時30分から16時迄の2時間30分もH代表は丁寧に説明をしてくれました。
 ガイド要員の養成が目的の勉強会でした。2月13日の勉強会でガイドをしたいと申していたAさんも参加しました。果たして実際にガイドに参加してくれるか楽しみな所です。
 ガイドブックを作成中のYさんは、熱心に質問しメモをしていました。今日完成披露あると楽しみにしていましたが、披露はありませんでした。どうしたのでしょう。これも楽しみです。



6 月 16 日 (日)  



 夜来の雨も上がり、日差しが暑くなりました。9時開門早々から参拝の方々が見えました。福井県からのご夫妻は石川城内での櫓の復元工事の模様を熱っぽく語られ、完成後にお出で下さいと誘われました。観光先で自分の居住地の観光誘致をされる、この郷土愛には感心致しました。

 JA小松の2日に続く第2陣の23人様。松島に宿泊され、今朝瑞厳寺を参拝し、仙台に向かう車内でガイド嬢の政宗公を語るガイドについホロリしたと語られる方々、懸命に聞いて頂きました。嬉しくなり感仙殿までもガイド致しました。

 ビデオ撮影の一団の方々のお一人から、どの程度の復元かのご質問がありました。知っていてのご質問と直感しました。仙台市内の8ミリからビデオに転換した趣味の団体で、定例撮影会との事でした。
会員の中に瑞鳳殿の再建を担当した建築会社の当時の仙台支店長であって、工事現場の様子を8ミリで記録した方がいると、ご本人をご紹介して頂きました。「ぐるーぷよっこり」のメンバーでその貴重な記録を見せて頂きたいとお願いを致しました。

 瑞鳳殿本殿はコンクリートに直接、漆等で装飾した日本で初めての例との事でした。これまで2年に1回のペースで補修をしてきて、昨年春に大補修・化粧が完成したとの事でした。お客様から、今回の化粧が何年保つのかと良く問われると、お尋ね致しましたがお答えはありませんでした。未来の予測は難しいのでしょうか。

 エンドレスで流れている解説の放送の声が、現当主の声に似ているがのご質問がありました。事務所にお尋ねしたら地元放送会社のプロの声とのお答えでした。

 天女さんと同じくらい美しい東洋系の若い女性4人が見えました。撮影のポイントをガイドする程度しかできませんでした。お国はと聞いたら「タイレン」との答えでした。さて正解は大陸でしょうか、台湾でしょうか、大連の聞き違いでしょうか。小首をかしげております。

 今日は、参拝の方々は多くありませんでしたが、有意義なふれあいの日でした。



6 月 13 日 (木)  



 すっかり梅雨です。木々はしっとりと濡れ、桃山様式の極彩色の色合いと良くマッチしていました。昨日のワールドカップ利府会場の帰路らしき方々がお出でになりました。

 5月14・15日の日誌に記載しました、瑞鳳殿再建の際に寄付を断った県内町村が只一カ所あるの風評を確認すべく、協賛名簿と突合しました。現在仙台市に合併している泉市・宮城町・秋保町を含め全市町村名がありました。単なる風評でした。今後は単なる風評はガイドしない事にします。
 
 Oさんからスライドショウの天女さんは魅力的で惚れ惚れする。薬師寺国宝と西安・大雁塔との仏足石の拓本を表装し飾っている。天女さん足の裏には印章は無いのかなと興味深いお便りを頂きました。

 本殿の天女さんと涅槃門の牡丹の透かし彫りの写真を撮って参りました。感仙殿と同様にOさん始め皆様に楽しみながら見て頂きと思ってスライドショウ化しました。



6 月 9 日 (日)  



 仙台でワールドカップの試合のある日です。サポターらしき方々が午前中に見えました。原色のシャツを着た方、顔面一杯をカッパの様な化粧をした方などもおりました。豪華華麗な桃山様式の瑞鳳殿に驚嘆されたか、たっぷり時間をかけて参拝されていました。

 今一つの団体は何処からお出でなったのか、案内の方が何を説明されて案内されたのか、聞く耳を持たない人たちなのか、何も無い、城も無いとエライ剣幕で順路を無視して62の石段をかけおりて行きました。ディズニーランドにお出でになれば満足したでしょうに、お気の毒です。

 ハートアンドカラーなる色彩学校を卒業されたばかりと申すお嬢さん4人、涅槃門で私、本殿でUさんからゆっくりとガイドを聞いて卒業修学旅行みたいとの感想を洩らし居ました。HPでハートアンドカラーを検索したら「癒しの心」「色によって表現される心・心に与える影響」のキーワードがありました。社会の第一線で今後どの様に活躍されるか、その際に桃山様式の極彩色の瑞鳳殿での見学がどのように発揮されるものか楽しみです。

 参拝客にどちらからお出でですかとお尋ねしたら、金沢とのお答えに前田利家公のご廟も・・・とガイドを始めたら、横浜の金沢ですと。自分の住む土地を知らない人いないと思う気持ちはごもっともです。確かに青森で横浜と云えば陸奥横浜で、福島で熱海と云えば磐梯熱海で、それぞれの横浜や熱海は東京の横浜・熱海と正に地方の扱いでした。鹿児島県でJRの乗車券を買うのにセンダイと云ったら、エラク安かったので確かめたら仙台ではなく県内の川内「センダイ」であったとの笑い話があります。金沢とのお答えは当然かも、でも一瞬 とまどいました。

 感仙殿の涅槃門の写真を撮り直しました。早々に公開の予定です。乞うご期待。



6 月 2 日 (日)  



 五月晴れ 参拝客の出足はゆっくりでした。

 石川県小松市農協観光の一行。ガイド嬢に依頼されガイドをしました。松島に泊まられ、今朝は瑞巌寺を参拝し、瑞鳳殿に。そして仙台城を見学・昼食し、磐越道を経由しバスでお帰りになるとの事でした。自動車道だけで仙台から小松まで7時間余、でも夕食は自宅でとの事。元気です。16日又案内してきます、その節宜しくと云われましたので、こちらこそ宜しくと再会を約束しました。

 感仙殿の涅槃門と感仙殿の天女さんを撮影をした。頁に載せようとみたらデーターが全て消失していました。天女さんの怒りに触れたのでしょうか。残念です。再度挑戦をしなければと思っています。

 階段  石段は手段か 目的か  と申すのは。
今日、本殿に至る石段で「バリァフリー化しろ」と又「金比羅さんの様に駕籠を用意しろ」と叫んでいるオジサンがおりました。
 参道の長い石段に、本殿の急な石段。単なる石段と捉えれば長い・急であると決して優しいものではありません。でも これらの石段はお霊屋との一体のものです。参拝の為の精神的準備、気持ちを整えて参拝するための石段です。参道付近の樹木・森もそのためのものです。駅の階段と一緒にするのには賛成できません石段も1637年に造られた歴史遺産です。 
 瑞鳳殿地区は公園の扱いなって、純粋の宗教施設では無いにしろ、墓園です。
仙台市では貴重な観光施設であっても、テーマパークではありません。
 62.5段の石段に、3段1段の石段。それぞれの意味合いを聞いて頂ける方にはガイドは致しております。

 禁煙 境内で煙草を吸おうとされた方がおりました。やめて頂きました。
再び戦火等の火災で焼失したくないの気持ちで、鉄とコンクリートの昭和の技術で再建されているにせよ、可燃物はまだあります。本殿は極楽を表現しているからとて、俗界の者が政宗公と共に極楽に浸りたいと酒や煙草を本殿の前で嗜むのは如何なものかと思います。

 大きいおなかの方が母親と夫と3人で参拝に見えました。石段をソロリソロリと降りられました。政宗公の様な人物の子供の出産を祈願されたのでしょうか。でも産み月の参拝では遅いのではないでしょうか。政宗公の母は宿る前に夢を見たとの話があります。





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