2017年11月の日誌
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11 月 27 日 (月)  



小春日和

早々 仙台市博物館に。
「特別展 伊達政宗 生誕450年記念」 本日が最終日。月曜日ですが 開館。

常設展には、企画展に収容しきれなかった品々を展示している。是非と云われていました。
直行。

菅野正道 仙台市博物館主幹・学芸普及室長。博物館ボラガイド「三の丸会」 青山善之様、日下一郎様、福田誠様 待機されていました。

菅野先生に、11月19日伊達市での講演会「伊達政宗の挑戦・・・天正年間の南奥羽戦国史」で お世話になりました御礼を。
講演トップの 高橋明先生の肩書き (福島県史学会員)のみ ですが、講演内容から 「ただ者では無いと感じますが・・・」と お訊ねしました。

小林清治の愛弟子です。職歴は・・・・。この年代で、この位 政宗公を研究されている 市井の人は 宮城県には 居ないでしょう」
成程 納得です。


博物館ボラガイド「三の丸会」が 今回 特別に 仙台市博物館から 制作が許された と称する 「シート」を 頂きました。
A4 裏表に ギッシリ 情報が詰まっています。

表面 (これぞ伊達政宗)に始まる、政宗公のプロフィール、系図、生涯年表。
裏面 「三の丸会」いちおし展示 として 次の解説
〇 金祖(ハバキ)国行
〇白地百足図旗と具足
〇擬宝珠
〇会津奇襲摺上原合戦図
〇百万石お墨付き

瑞鳳殿ガイドの際 重宝させて頂きます。


企画展

165 大阪冬の陣屏風(東京国立博物館蔵)を 単眼鏡で 見ていたら、単眼鏡持参の 千葉正樹先生と マンガ「独眼竜政宗」製作者 千葉真弓先生と 遭遇。

千葉真弓先生から 屏風画の見方を ご教授頂きました。

例えば 右雙 下部を見なさい 鍬等で溝を掘っているでしょう。すぐ上には 建築工事が 描かれています。
当時の戦いは 作業を進めながら 戦いを勧めました。

成程 サラッと 見るものでなく 1日でも 2日でも 座して 見る画と知りました。

22日丁寧に見たつもりでしたが 見落としていました。3時間 疲れました。


13時 会場は 混雑し、駐車場は満杯でした。午後 更に 混雑するのでは?


政宗公生誕450年記念 の行事 全て 終わった の感。 



11 月 26 日 (日)  



紅葉

旬です。盛りです。最高です。

東北放送 9時前から撮影に来ました。
あかとんぼ 自慢の写真を公開しましたら 「成程」と その位置に移動撮影を始めました。

ループルバス 一番のお客様は 兎に角 先を急ぎます。ガイド不要です。
カメラマンと 撮影構図・お客様の撮影傾向等 語りながら カメラマンは 日差しを あかとんぼは お客様を待ちました。

カメラマン 10時半頃まで粘り 昼 放送と帰りました。確認した所 昼 放映されませんでした。

JTB当番。待機はカラフリに終わりました。

新顔のタクシー氏 入場しないで タブレットを操作しています。
「ガイド出来ないので 此処でお客様を 待っています」

「我々 この陣羽織着用者 土・日・祝日 無料でガイドをしています。お声がけください。お客様に喜ばれるガイドをします」
「それは、有難い。仙台城本丸跡、大崎八幡宮も頼めるか?」

「我々は 此処が専門です。仙台城本丸跡、大崎八幡宮にも ボラガイドいますが 冬休みに入った様です。我々は冬休みありません」


三段石段で 聞こえて来ました。

「お客様 今晩 お泊りは どこですか?」
「秋保温泉 〇〇です」

「わかりました。宿の送迎バス 断りなさい。追加料金いりません。送ります。その方が 送迎バスの時間を気にしないで ゆっくり 仙台城址等見学できるでしょう」

「そうしましょう」 と聞こえて来ました。

成程 三方一両得 ですネ
お客様は 時間制限無く観光できる。タクシー氏 売上確保したうえチップが期待できる。宿は別のお客をバスに乗せられる。


本日ガイドしたお客様 5人。

ご質問

「菊紋は なぜ16花弁か? その意味合いは?」
「わかりません 調べます」  (Wikipedia)で 調べましたが 解明出来ませんでした。



午後 仙台市メデアテーク(図書館等複合施設)で、
仙台市教育委員会文化財課主催で 

「政宗と発掘調査」と題して、

瑞鳳殿の発掘に携わった 長島栄一文化財課長、
仙台城の発掘に携わった 金森安孝前仙台市博物館副館長
等の講演がありました。

日程に記載はしましたが、諸般の事情で 聴講を断念しました。
ガイド仲間 数人 参加されたようです。



11 月 25 日 (土)  



仙台藩志会 伊達学塾

演題
岩出山伊達家の北海道移住と吾妻謙(アガツマユズル)

講師
東北大学東北アジア研究センター 上廣歴史資料科学センター 助教 友田昌弘 様

内容

前例に倣い詳しくは 記載しません。 概要として

岩出山伊達家の家臣は、1869(明治元)年9月14日 戊辰の役で敗者となった。
岩出山伊達家の家禄は、1万4640石から130俵になり、当主邦直は仙台に移住、家臣は「永の暇」となった。

岩出山伊達家の家老 吾妻謙が 宗家を頼らず 明治政府と交渉し、北海道移住開拓が成功し、明治天皇陛下に拝謁・賞詞を頂いた。
岩出山伊達家の男爵授爵は、雪冤の総決算である。

吾妻謙の子孫保管の古文書等8500点を 解読してのものを、12頁の資料に圧縮しパワーポイント使用しての時系列 説明です。
理解容易でした。

移住の指導者を中心とする 権力との交渉結果が 語られました。
小説「石狩川」 本庄隆男著 とは 視点が異なります。

先生から 
この古文書等8500点は 調査が完了した暁 当別町に寄付される事になっています。
博物館 以前 町立図書館も 無い。如何に 保存・活用されるか 心配です。
と 語られました。


引き続き

岩出山伊達家 現当主 伊達宗尚 様 から
祖母等から 語り伝えられた 文書記録の無い 「秘話」を 語られました。


会場の質問に

移住の為の 費用は 政府から どの位 どの様 支給されたか?

友田昌弘先生から、公的支援は 皆無です。

伊達宗尚様 から、売れる物全て お城の石垣の石も 売った と伝えられて いる。

の回答が ありました。

それは、現在 問題になっている 難民や流刑と 同じ と あかとんぼは 思われました。


本日の参加者 あかとんぼ 集計で 75人。少なかったです。
原因は、東北福祉大学・河北新報社 主催 伊達政宗 生誕450年記念歴史講話 「国づくりかけた政宗の夢」(全12回)の 開講と競合した と分析します。

今ひとつは、
政宗公初陣の地 丸森町小斎城、金山城、丸山城、矢ノ目館の4ケ所からの「のろし揚げ」 と 講演会 では?

あかとんぼ 2013年の第1回に参加しています。



11 月 24 日 (金)  



神か? 佛か?

昨日 本殿前ガイドの最中 70代前半の男性2人に 問われました。

「神か? 佛か?」
「ここは 佛様です」

「瑞鳳殿と 扁額があるではないか? 「殿」は 神殿 であろう。佛殿 とは おかしい」

「そうですか。
佛様として 合掌されるか 神様として 柏手を打つか  お客様の信じる やり方で どうぞ」

1人は 合掌、一人は柏手を。


この二人 17時 地下鉄東西線国際センター駅で 乗車券を買っていました。



11 月 23 日 (木)  



勤労感謝の日

 瑞鳳殿での 年間100日ボラガイドは 勤労なのか?疑問ながら 祝日。

紅葉 旬です。最高の色付きです。雨と曇りの境目の どんよりした天候で 自然の地色で冴えています。

亜細亜系のお客様の集団 交互に 紅葉を背景に撮影しています。
同時に 入場された 日本人  涅槃門の菊紋を撮影しています。

高価そうなカメラを首に下げた お爺さん 券売口で ブツブツ 帰って行きました。二人もいました。
550円の入場料 辛抱しては 良い写真 撮れませんヨ。 


埼玉から夜行バスで 来仙された ご婦人 2人。

「到着が早かったので、まず タクシーで 覚範寺に 政宗公御生母 最上氏義姫の墓碑を詣り。
徒歩で 青葉神社に、 政宗公 (武振彦命)を参拝。
丁度 政宗公生誕450年記念で 蕎麦を 450杯 振る舞っていたので 朝食として頂きました。

本日の最終目的は、仙台市博物館の企画展の見学。
その前に お詣りしなくてはと タクシーで来ました」 と。

確かに、このコースは 公共交通機関を利用出来ません。一考 ある所です。

政宗展見学が 目的の方です。知っています。若干 山岡荘八系の所があります。喋ります。
お喋りが 止まった間 ガイドをする感じ。

左の目に眼帯をした高齢者に引率された 小学生70人程、 NHKが録画しています。その傍で お客様は大声で喋ります。
「音声 採られます ・・・ 下がりましょう」  
夕刻 テレビ見ましたが 音声 採られていませんでした。安心。

「お腹すいた。博物館で食事しなくては。今晩 松島泊まりだけど 早く来ないと 夕食出せません と云われており、仙台城跡からの 夜景 五郎八姫の 気分で 見たかったのに 残念 残念」と。

知識欲・食欲 旺盛な方々でした。 楽しい ガイドでした。



午後 東北大学百周年記念会館 川内萩ホール会議室に移動

東北大学東北アジア研究センター・伊達市噴火湾文化研究所 第8回学術交流連携講演会 に

タイトル 
北海道と本州のつながりを 遺物から紐解
歴史を語る、物言わぬ「もの」たち

講師・演題

1.伊達元成様 亘理伊達家20代  伊達市噴火湾文化研究所 歴史担当学芸員
         伊達市噴火湾文化研究所の目的と活動

2.百々幸雄様  伊達市噴火湾文化研究所文化専門委員、東北大学名誉教授(医学部)
          伊達市における人類学の研究 有珠モシリ遺跡の発掘から

3.工藤航平様 東京都公文書館 専門委員 時代考証学会幹事
          伊達市に伝わる古文書資料から読み解く幕末の伊達家とその家臣

内容 前例に倣い記載しません。


亘理伊達家20代 伊達元成様とは、仙台藩志会主催政宗公生誕450年記念祝賀会(2017.年9月9日)以来。
伊達學塾(2016.3.26.)で講演されています。旧領亘理町からも参加で、旧知の方 大勢です。

今日の講演に関して 亘理伊達家家臣団 は 【講】 を結び 団結をしている と 非公式に洩らされました。

工藤航平様とは、mail交換をしておりますが、直面は2014年6月28日の 時代考証学会第4回フォーラムin仙台 でお世話になって以来です。

齋藤敦子様(時代考証学会)の ご紹介で 小粥(ogai)裕子様(東京都公文書館 史料編纂担当 専門委員)と 名刺を交換しました。
江戸城御殿を 分解・立体化し 立体動画を作成 NHKでも紹介されている 方との事。

DVDを拝見し、伊達學塾講師をお願いできるか を思案しました。
瑞鳳殿について、桃山様式の建造物としての御霊屋が 興味があるとの事でした。
視察には、瑞鳳殿学芸員が案内するでしょうが、同行をお願いしました。



11 月 22 日 (水)  



仙台市博物館 特別展
伊達政宗 生誕450年記念

2回目ですが、新鮮です。
常設展も 見ました。
特別展会場面積に制約があり 常設展会場に展示された 品々があると 菅野先生のアドバイスがありました。

今回 単眼鏡を持参 拝見。ガラスに 頭を打つ事ありませんでした。
隣で 「ゴツン」と 音がしていました。頭を打つ人が 結構居るらしく その箇所に アブラ 油膜があります。

清掃作業 大変でしょう。ガラス 何ミリ厚でしょうか? 割れる心配は?

何回目かの 見学でしょうか? ポイント 点々 見学される人。
平日 午前でしたが 混んでいました。


展示53番 菊桐紋蒔絵二重短刀箱

慶長3(1598)年 豊臣秀吉の形見分けで「鎬藤四郎・短刀」を頂きました。
その由来・行末等は 略(図録53番で 写真・解説記載あり) します。

この「鎬藤四郎・短刀」を入れた箱、2007年10月30日 酒田市 本間美術館で拝見。日誌に記載しました。
この短刀箱、保存上の技術から 国立博物館に寄託された と聞き及び もう 二度と見れないと 諦めていました。

再見!!! 本企画展の凄さ。


展示230番 伊達政宗葬礼次第書

寛永13年6月23日(1636年7月25日)の葬礼の次第 忠宗公の決裁を求めた文書。
瑞鳳殿で 葬儀の模様、天候等を 語っている身には 寶物。

只 解説に 「政宗の遺骸を納めた龕は」は、ハテナ?

6月4日」経ケ峯に 江戸からの棺桶と駕籠が 埋葬されています。
掘り起こして 葬礼の行列したのでしょうか? 
現7月25日は梅雨明けです。当時の記録も 蒸したとありまます。
ドライアイスの無い時代 1ケ月 経過したら どうなっているでしょう?

ガイド 三の丸会さんに 尋ねました。
「空棺桶です。表現が舌足らずです。誤解の余地あります」


11月27日(月)迄です。27日 3回目 行けるか?



11 月 21 日 (火)  



鶺鴒の花押

石段に鶺鴒の花押を発見された方
ある方から 「家臣・民から 踏まれる所に 花押を刻むか。不敬だ」と 一喝され 意気消沈だそうです。


石段の石は 雄勝石でしょうか? 黒く硬い石です。
花押に見える 窪みが 何故 突然生じたのでしょうか?

今年は 生誕450年記念で 多くの人々が全世界から参拝に 見えました。
8月 一杯 本殿扉を開きました。現生の騒音で 380年の眠りから覚め 人生70年 数年で68歳2ケ月の人生を追想して 
人生の転機 天正9(1584)年5月の初陣が 強烈の回想され、本殿から15段目の石段に 現われたのでは?


石段に鶺鴒の花押を発見された方は、巷の古書市で 政宗公書簡を発見し 仙台市博物館での鑑定で 眞物と認定・登録された実績をお持ちです。この実力が 今回の発見に繋がったと 思います。


本日 片栗粉・水・馬尻(バケツ)・スポンジ等 一式 持参し  あらためて 撮影して来ました。
片栗粉 使用しない 自然が よりよく 見えました。

作業中に 立ち止まり質問された方 ただ1人でした。 


紅葉

盛りです。
ネパール始め 亜細亜系のお客様 全参拝者数の過半数を占めたと 感じました。
ネパールの方 ネパールと申され ガイドを聞いて居ましたが 途中から先行されました。


建築用材・施工会社

高齢のご婦人から、創建時の建築用材はなにか? と 問われました。

「わかりません。瑞巌寺は、紀州熊野から漕運された材木で建築した記録がありますが、瑞鳳殿には そのような記録がありません。地元産の用材でしょう。」と 答えました。

何故 かかる質問をされたのでしょう?不可思議です。


若いお嬢さん
「再建されたそうですが 施工会社は どこですか?」
「松井建設です」
「ハイあります 1部上場ですネ」

「この本殿の彩色・彫刻の施工会社は どこですか?」
「日光東照宮を連綿と担当している職人集団 小西美術工芸社で、社長は英国人です」
「ハイあります 1部上場ですネ 創業は江戸時代寛永年間  代表取締役社長は アトキンソン・デービッド・マーク 代表取締役社主は小西美奈 ですネ」

ガイドを聞きながら スマホ検索しています。
あかとんぼは 横綱でありませんから 殴りません。 ただ 感心 するのみです。

でも、観光先で 建築物の施工会社を 確かめるとは 自社施工と確かめ 広報するつもりか?
20代の女性社員で この愛社精神であれば 将来 経営陣に 入れるかも? 



11 月 19 日 (日)  



初雪

平年より5日、昨年より4日早く 初雪を観測。
仙台での最高気温 6.9℃ 福島市で6.3℃ と 冷え込んだ日でした。

福島市の隣 伊達市のふるさと会館で、

政宗生誕450年記念シンポジウムIN福島
伊達政宗の挑戦  天正年間の南奥羽戦国史 が

主催 公益財団法人上廣倫理財団 南奥羽戦国史研究会 で開催されました。

講師・演題は、

1.会津奇襲、塩松・二本松の合戦… 福島県史学学会 高橋明 先生  
2.三春城の攻坊と郡山合戦・・・    郡山市文化・学び振興公社  垣内和孝 先生

3.相馬攻めから蘆名攻めへ・・・    福島県立博物館学芸員  高橋充  先生
4.須賀川城の攻坊と戦国の終焉・・・ 大正大学教授   佐々木浩一 先生

5.討論会 
 司会 福島大学教授 阿部 浩一 先生
 論者 上記 4先生 と 淑徳大学人文学部准教授 遠藤ゆり子 先生

6.総括  仙台市博物館主幹。学芸普及室長 菅野正道 先生 


講演内容は、前例に倣い記載しません。

所感

講師等の諸先生は、(東北の中世史 全5巻 中 第4巻 伊達氏と戦国争乱  第5巻 東北近世の胎動)に 論文を発表された、又、編纂された 新進気鋭の研究者で、南奥羽戦国史研究会会員の方々の様です。

其々 異なる立場から 研究されたものの発表です。
非常に新鮮で 紙上から読み取れない 真実?が発表され 考えさせられる 講演内容でした。

例えば

高橋明 先生の 
1.政宗公は ナイーブな性格でなかったか? 家督相続を 申し渡され 3ケ月寝込んでいる。
2.天正17(1569)年 (摺上原の戦い) を 現地を見て論じているか。(原) でなく (坂) である。
 誤った発表が そのまま 固定している。

 (地図を持参 戦跡地 現地探索 しなくては)

垣内和孝 先生の
5ケ月に及ぶ 郡山中心の戦い 個々名称でなく (天正16年田村戦争)と 称するべきでないか?

佐々木浩一 先生の
天正年間の南奥羽戦国史は 伊達家側からでなく 対峙した 佐竹家文書からも解明すべきでないか?
江戸氏と小野崎氏の相克が 天正13(1585)年人取橋の戦いの背景では?



討議の途中 名取歴史研究会と名乗る老人が (蘆名氏と連発されるが 蘆名氏とは ナンダ? 文治5年 阿津樫山の戦いに 参加しているのか?) と 無理無理 質問を して 限られた時間での討論の流れを阻害した。非常識な行為は不愉快でした。


足の便 良いと申されない会場ですが 昨年同様 仙台からの参加者 多数でした。
あかとんぼは Uさんの ご厚意 仙台市南端から 往復 同乗させて頂きました。感謝です。


講演会の前

1.大枝城址
2.伊達市梁川美術館・政宗ダテニクル展
3.伊達市保原歴史文化資料館
4.国指定重要文化財 旧亀岡家住宅

を 見学しました。
所感は、

〇.大枝城址は 之まで遠望していましたが、本丸址に立ち 何故 此処に城が置かれたか 地形的意味合いを納得しました。

〇政宗ダテニクル展は、伊達市の観光PRアニメの原画展で、ダテニクルの片仮名語 (ニクル)の意味を 問いました。
コロンブスの卵です。 (政宗 伊達 に 来る) でした。

政宗公の御霊屋瑞鳳殿のボラガイドです に えらく歓迎されました。
派手派手な羽織り着用の撮影を許され(非公開)、PRアニメ記載の扇子、ボールペンを頂きました。

〇伊達市保原歴史文化資料館の展示物 棟札・公文書等 眞物を 展示していましたのに 驚き。

棟札は、天正12(1584)年のもので 「当郡惣領、藤原朝臣輝宗、同子息政宗」「大檀那 遠藤山城守」と記載され、家督相続は同年10月ですから その意味で貴重なものです。

初冬の1日 多くの皆様のご配慮で 有意義に過ごしました。感謝です。



11 月 18 日 (土)  



今日も 「福」の日でした。

11時 政宗公熱烈信奉者 肥前様が見ました。

肥前様から アッと驚く情報を頂きました。

政宗公の「鶺鴒の花押」が、表参道の?段の石面に あります。

ありました。早速 公益財団法人瑞鳳殿渡部学芸員に鑑定して貰いました。
「ウン 確かに 早速 副理事長に 報告しなければ」 と なりました。

瑞鳳殿が落成したのは、1637年です。この間 380年 誰も 気が付きませんでした。
今回の 肥前様の発見は ノーベル賞に 相当します。

表紙に 写真を 掲載します。
ご希望の方、現地・現物 をご案内致します。

今一つ 
2004年10月 仙台市博物館 特別展 「日・月・星 天文への祈りと武将のよそよい」 の図録を頂きました。

この特別展は見ました。が、当時 意識が低く 図録を購入しませんでした。
欲しくなり 博物館売店を訪れた時は 完売で 現在は 幻の図録です。

「紫羅背板地五色乱星模様陣羽織」が 掲載され、その解説が どの様に為されているか 興味深々であります。
図・解説 掲載されています。じっくり 拝見します。


肥前様のご厚情に 感謝申し上げます。


13時 戦災復興記念館に 移動。

主催  仙台郷土研究会 
講師  仙台市博物館主幹・学芸普及室長 菅野正道先生
演題  政宗の宮城郡・名取郡支配 留守氏・國分氏・粟野氏らの命運

内容詳細は 前例に倣い記載しません。

秋保氏・茂庭氏・留守政景・國分盛重・粟野宗国迄 語られ、参考図書を明示されました。
奥が深くて 勉強します と簡単に 言えない所が ミソ です。


ライトアップ

車を取りに 瑞鳳殿に。
本日は 日没が早く 15時30分 薄暗くなり 試験点灯が始まり、伊達武将隊は 本日は 演武をすることにで 早目 到着しました。

撮影し、「ユニホーム着用していませんが ボラガイドです」 と お断りし10人程 ガイドをしました。


涌谷町から 遠路 ボラガイドをしている SMさん 夕闇の中 孤軍奮闘 ガイドをしていました。
お客様の切れ間を縫って

10月25日 涌谷藩志会主催 「涌谷伊達家邑主墓所巡り」の 資料と写真で その内容を 教えてくれました。
吸収が 遅いので 全5頁の資料を 借用致しました。複写の上 「江戸末期 涌谷藩士屋敷地図」を 広げ 勉強します。


以上 本日も多くの方々から 「福」を 頂きました。感謝申し上げます。



11 月 15 日 (水)  



義姫は 匿名か?

政宗公の母は、義姫では無い。
河北新報14日夕刊が 伝えています。

最上義光歴史館展示の家系図に 伊達輝宗室とあり、史料に「義姫」が無い。
後世 便宜的に 「義姫」になった と説明をしている。
とあります。さて、本名は?

あかとんぼ 所蔵本は 「義姫」とあります。

文禄の役の際 親子で往復した書簡の署名は どうなっているのか?


図書

書名 伊達政宗とその武将たち
著者 飯田勝彦
履歴 1945年仙台市生 宮城県図書館職員(1987年当時)
内容 英雄の覇業をささえた 4人の勇将・知将の人間像を描く
    〇国際結婚の伊達武者 山岡志摩
    〇知武勇の名将 伊達(白石)成実
    〇青葉城築城総奉行 後藤信康
    〇伊達軍団の演出者 鈴木元信
感想 柔らかい歴史書 硬い読み物 
    読みやすく 隠居でも 楽しめ 参考になります。

本図書は Uさんが 古本市場で発見購入したものを 貸して下さいました。



11 月 14 日 (火)  



あかとんぼ邑 いきいきサロン

櫻の頃 邑の頭領から 
「月1回の高齢者の会合に 教養講座を企画しました。

今年は 伊達政宗公生誕450年記念です。
政宗公の御霊屋 瑞鳳殿で18年間 無料でガイドをされているそうですが、邑人の為 一席お願いします」
 と云われました。 

あかとんぼ は1973年に屋敷を構え以来 邑人のお世話になっております。
今後 益々 お世話になる機会が多くなります。お断り出来る身では ありません。

「伊達家では、極老(80歳以上)と云われる隠居です。
 博物館の先生の様に研究者ではありません。
瑞鳳殿を中心とする (政宗公の生誕から終の棲家を探し 安穏に過ごされている) お話で 宜しければ」
と お話を引受ました。

本日午前 向う三軒両隣 邑人 50人に、

公益財団法人瑞鳳殿から 特別に頂いた 瑞鳳殿の栞を お土産代わりに、
羅背板五色乱星模様陣羽織を披露し
普段 使っている 手持ち写真(政宗公像) 何枚かを披露しながら 
お話しました。


最後に 「知った顔ぶれ に 現物が無い所での お話で些か緊張して トチリがありました。
瑞鳳殿にお出で頂ければ モット 滑らかに ガイドを致します」
と 締めました。笑いのさざ波が・・・・

2.3ご質問を頂き お世辞でしょうが 「ヨカッタ」 と云って頂きました。ありがとうございました。
 



11 月 13 日 (月)  



昨日 福 の日でした。
福(良い情報)が 舞い込みました。

〇、金色山大悲願寺のパンフレット・実写写真・紅葉

読者M様 東京駅から電車乗り換え2時間余の距離にある 金色山大悲願寺 をお詣りされ パンフレット・実写写真・紅葉をお送り頂きました。

由緒ある お寺さんです。15世秀雄は政宗公の異母弟か? 政宗公の白萩文書 と 改めて 興味深々の内容です。
 
江戸からの時間距離は 現在の物差しで測れない 遠いところ、東京駅から電車を乗り継ぎながら2時間近くとか
政宗公は ここに 弟を匿ったのか?政宗公の心境・心情を 色々と思います。

パンフレットと写真 熟読玩味致し、お客様に含蓄 濃厚なガイドに努めます。


〇、菅野正道先生講演日程

三の丸会重鎮F様から、今月18日の講演から12月6日、9日、21日 の先生の4講演会の日程を頂きました。

自称 菅野正道オッカケタイは 全制覇を目指します

▲ 11月18日13時30分 戦災復興記念館 主催 仙台郷土研究会
   「政宗の宮城郡・名取郡支配  留守・國分・粟野氏の命運

▲ 12月6日 18時30分 太白区楽楽楽ホール  主催 廣瀬川の清流を守る会
   「政宗が目指したもの(仮題)

▲ 12月9日 14時 東北福祉大学仙台駅東口キャンパス 主催 東北福祉大学・河北新報
   米沢時代の伊達政宗

▲ 12月21日 13時30分  若林区市民センター 主催 若林区市民センター 
   若林の歴史環境
 


〇、公益財団法人上廣倫理財団主催講演会

11月19日伊達市と 11月23日東北大学萩ホールでの講演会のご案内を 実質 主催者の 国立大学法人東北アジア研究センターから頂きました。です。聞き逃され講師陣です。

▲ 11月19日 13時30分 伊達市ふるさと会館
   伊達政宗の挑戦 天正年間の南奥羽戦国史
    
   ★ 会津奇襲 塩松・二本松の合戦  高橋 明 氏
   ★ 三春城の攻防と郡山合戦  垣内和孝 氏
   ★ 相馬攻めから蘆名攻めへ  高橋 允 氏
   ★ 須賀川城の攻防と戦国の終焉 佐々木倫朗 氏

▲ 11月23日 14時30分 東北大学萩ホール

   ★ 伊達市における人類学の研究 百々幸雄 氏
   ★ 伊達市に伝わる古文書資料から読み解く幕末の伊達家とその家臣 工藤航平 氏

      工藤航平先生は (時代考証学会IN仙台)で 大変お世話になりました。万難を排し拝聴に駆けつけます。


〇 仙台市博物館しろ・まち講座
   11日午後開催されました。参加申込しましたが 厳正なる抽選の結果外れました。

   演題は 「伊達政宗のフアション」 講師は 主幹 高橋あけみ 先生

   SS様が レジュメを持参 概要を、KM様が講義詳細を 伝えてくださいました。

   展示会場では 見切れない史料を 拡大し パワーポイント使用で 詳細に説明された。
   講座参加者 至福の一時であったと。

   DVD化し 公開されないでしょうか?


〇 NHK大河ドラマ

  2018年は (西郷隆盛)だそうです。

  経ケ峯参道に (鹿児島県七士の墓)があります。
  この研究者の柴修也氏が 財団法人西郷南洲顕彰会機関紙に掲載した論文 (宮城j県に配置された西南の役国事犯)を持参されました。
  勉強致します。


〇 戊辰の役
   SM様 (知らざる戊辰戦争への旅 会津軍 奥会津で奮闘す)と題す 冊子を 持参されました。




11 月 12 日 (日)  



今朝のお客様も早い 8時50分に。

岡山からの御夫妻? ガイド始めたら 盛年男性2人 合流。

ループルバス運行時刻前です。「皆様 マイカーですか?」に 4人 「ホテルから 徒歩で」異口同音。 お元気です。

岡山のお客様に 「政宗公の息子 二代目殿様の奥方は 岡山池田公の娘 徳川家康の孫 振姫です。そのご縁で 今日の観光コースのルートから外れていますが、仙臺東照宮の石の鳥居等は 岡山沖 石の産地の島から産出された石材を海上輸送で 仙台に運んだものです。お時間ありましたら ご覧なって下さい」

「この涅槃門の彫刻は 麒麟です。池田動物園に居ない動物です」

茨城のお客様に「茨城のどの辺ですか? 伊達家発祥の地は筑西市です」 「ヘー 横綱稀勢の里 出生地争いしています」

お客様から見れば 田舎の爺様が 自分の知らない事柄を 何故 知っているのか 不思議がり 以後 真剣に聞いてくれます。



「ガイドさん 初めから もう一度 ガイドして」 子連れ御夫妻から ベンチに座した途端のお声。
本殿のガイドを側で聞いていた方です。「子供は小4年生で 政宗公フアンです」に

涅槃門前で 政宗公生誕の地から終焉の地まで 語り、拝殿迄 丁寧にガイドをしました。
反省は 先に立ちません。「よくわかる伊達政宗」 (仙台市博物館刊 @500円)を プレゼントすれば 尚 喜ばれた? です。


華の40代後半の女性陣 紅葉に負けずと賑やかです。


本日 最後は栃木県からの20人程。
涅槃門で彫刻 「麒麟」を語り掛けたら 「車中で退治してきた」とのお声。
出発から 2時間余 酔いがピーク? 

国宝であった竜頭に 案内したら 竜頭を見ずに 九曜紋の軒瓦に 移動し強烈に興味をしましました。
「俺 鈑金屋 なの」 ・・・

それではと 銅板叩打 香炉に案内 説明しました。数人が 撫で 語り合っていました。



ガイド終了の際 感仙殿地区を一周 詰所に戻る様に努めています。

登り口三差路で 亜細亜系の若手10人程 片足を前に出し円陣を組み 何か唱えていました。

邪気払いの民族的 催事でしょうか?撮影したいと思いましたが 「異教徒 何をする」と 云われると 多勢に無勢 怖いです。
逃げ出しました。



11 月 11 日 (土)  



秋惜しむ 桃山の宵鮮やか

河北新報朝刊一面 中央に大きく 上記見出しで 瑞鳳殿のライトアップを報じました。

写真撮影位置に カメラマンが登れる足場の無い位置 空中からの撮影です。
ドローンを飛ばしての撮影でしょうか?

現実は 長い竿 ナガークして 高い位置からの撮影だそうです。
伊達武将隊から2人(常長・)が参加、学芸員ガイドもあり、それなりに賑わったそうです。

ライトアップは、11,12.17,18,19.日 17時から19時30分迄 催されます。どうぞ お出かけ下さい。
尚、ボランテイアガイドは 居ません。学芸員がガイドします。


四阿 改装工事完了しました。自販機が屋外に設定され広くなり、大人数での食事会 容易なりました。亜細亜系外国人の利用率が高いと感じています。


米国大統領訪日テロリスト対策でしょうか? 空瓶・空缶等屑籠が 屋外から売店内に移動しました。


朝一番 8時50分 金沢からの20人のお客様。

続いて、宮崎・新潟・愛媛からの 御夫妻での団体?が連続しました。
愛媛のお客様 宇和島ではないが 存じております との事。感仙地区迄。
利用交通機関は 地下鉄東西線との事。今季 2組目です。



11 月 8 日 (水)  



賀茂神社の紅葉

泉区古内字糺(タダス)に鎮座する賀茂神社のイロハモミジの紅葉 盛りと 古内様からご案内状を頂きました。

古内の地名は、16世紀当地に居住した國分氏の家臣 古内氏に由来すると 角川日本地名大辞典にあります。

ご案内状を下さいました古内様は 地名由来の古内家の末裔と推測致します。

寛文事件の由一の生存者である 古内義如(志摩)の末裔かは定かでありません。
古内義如は、延宝元(1672)年6月12日 43歳で亡くなり、古内の慈眼寺に葬られました。(賀茂神社の真向いの山中)


賀茂神社とは
1607(慶長12)年 政宗公は鹽竈神社社殿を造営した際、下賀茂・貴船の両社殿も造営しました。
元禄8年 4代綱村公は 鹽竈神社造営の際、両社は鹽竈神社との関係が無いと、
1686(元禄9)年に下賀茂神社 1697(元禄10)年に上賀茂神社を遷座させたものです。

茅葺屋根 一間社流造 江戸時代中期の堅実な作風を残した大工が内藤五郎左エ門藤原俊宏の貴重な建物です。

宮城県有形文化財に指定されており、木鼻の 阿吽の 龍と象の彫刻は 見事なものです。

拝殿には 1936(昭和11)年旧4月1日 神輿堂建設に係る 50銭から10圓迄寄付芳名録が掲げられています。


賀茂神社のイロハモミジは、鳥居際に在り 半径7〜8m四方に枝を広げ 未だ 紅葉していない枝もあります。
仙台市の保存樹木に指定されていません。なぜか? 樹齢200年なのに?



11 月 7 日 (火)  



政宗公生誕450年記念

福島県伊達市は、教育委員会主催で 毎月(10月29日、11月19日、12月9日) 講演会を開催しています。
文治5年 伊達氏 発祥の地であれば 当然かも。

政宗公生誕地である出羽國置賜郡長井荘米澤・山形県米沢市でも、盛大に生誕450年記念行事が催されているでしょう。
然し 催事情報が ありません。
上杉家一辺倒。上杉家が入る以前の歴史は 皆無と 現米沢市長は2017.5.20.に申しております。

仙台では 仙台市博物館が 企画展を開催しており 全国から見学者が見えております。
5日には 神戸と名古屋から この企画展が目的のお客様が 瑞鳳殿参拝においでになりました。

仙台に次ぐ 規模は 登米市では?

伊政宗公生誕450年記念 政宗と登米地方 のタイトルで 
登米市歴史博物館は 10月28日から1月28日迄 企画展を開催しています。

主な展示内容は、
1.郷土の偉人伊達政宗
2.葛西大崎一揆と政宗
3.登米地方を治めた領主

展示解説が11月3日と1月8日に、
11月26日 史跡巡り 葛西大崎一揆の激戦地・佐沼を歩く が開催されます。

講演会は 

近代における伊達政宗の顕彰と仙台藩復権 と題して 
宮城県公文書館公文書等専門調査員 栗原伸一郎先生が 
11月23日13時30分から 
登米市歴史博物館で講演します。


企画展に 訪れたいと思っています。見たいものがあります。

政宗公の塑像です。

1913(大正2)年 宮城県知事森正隆は、当時の教育界を批判し「偉大なる藩祖公 伊達政宗公を教育の手本に据える」と決めました。
瑞巌寺蔵 政宗公像をモデルに 塑像を制作し 小学校に配布することにしました。
試作品を東京帝国大学史料編纂掛と伊達家当主伊達宗基に贈り、配布の承諾を得ました。

政宗像の配布は着実に実施されました。1914(大正3)年4月の時点で、県内の1 市16郡中、1市12郡に配布が完了しています。

政宗像は教育現場で実際に利用されました。1918(大正7)年 政宗の位階が 従二位に昇進しました。
位階が昇進するということは、国に政宗の功績が認められたこと を意味します。
これをうけて仙台市内の中学校・女学校・小学校の生徒・児童は、瑞 鳳殿 に参拝しました。

この配布された政宗公の塑像 登米市米谷小学校蔵が展示されているの情報があってです。
なお、登米市横山小学校にも 保存されています。

(本稿は宮城県公文書館だより第34号を参考にしております)



11 月 6 日 (月)  



2011年11月5日

何の記念日でしょうか?

仙臺伊達家18代当主 伊達泰宗様の先導で 宇和島伊達家13代当主 伊達宗信様(随行・宇和島伊達博物館館長本田耕一氏)が、初めて
初代である 伊達政宗公の墓所 瑞鳳殿を参拝された日です。

あかとんぼ 翌日 知り 残念で 地団駄を踏みました。

当時も 涅槃門から拝殿に至る どうだん は、今日と同様 鮮やかでした。

宇和島伊達博物館HP 伊達博通信 http://datehaku.blogspot.jp/2011/12/blog-post.html#more を ご覧ください。




11 月 5 日 (日)  



3日目 
昨日迄 黄金週間に匹敵する参拝者でしたが、幾分 少なくなったようです。

団体 何組か入りました。

ご当主 の案内で参拝された団体。お客様 必ずしも背広姿ではありませんでした。
添乗員無 バスガイド案内の団体 涅槃門前で 説明無しで解き放たれました。お気の毒。

あかとんぼ も 団体をガイドする機会に。
全国各地からの 50代後半の男性20人近く。

例えば 東北大〇〇学部の同期会とか、〇〇業種の勉強会 等の情報を洩らして頂ければ ガイドの味付け濃く出来ますが。

本日 三世代 二組。長野県からの10数人 と 八戸・東京からの4人組。
八戸のお客様 子供が退屈しない様に 声をかけながらガイドをしました。幼稚園年長組かなに 4歳児との返事。
しっかりした児です。祖母 褒めていました。


ガイドのお客様で無いお客様からの質問

1.本殿屋根にある動物はなにか? 何故 屋根に乗せられているのか? 仙台独自の風習か?

2.本殿に「竹に雀」の紋が飾られていたが 米沢・上杉家の家紋ではないか? 何故 飾られていろのか?



伊達政宗生誕450年記念講演会

戦国大名 伊達氏の胎動 政宗躍進の原動力をさぐる

月日 10月29日 13〜17時
主催 伊達市教育委員会
会場 伊達市梁川小学校講堂

内容
1.報告  遺跡から見える戦国時代の伊達氏
      伊達市教育委員会 今野 賀章 氏

2.報告  南奥戦国時代のはじまりと伊達稙宗
      伊達市教育委員会 山田 将之 氏

3.講演  戦国期南奥の政治情勢 輝宗期を中心として
      福島大学行政政策学類教授 阿部 浩一 氏

4.討論
   司会 福島県立博物館専門学芸員 高橋 允 氏
   論者 今野 賀章 氏・山田 将之 氏・阿部 浩一 氏


この日 仙台藩志会主催の田村家学習会で参加出来ませんでした。
Uさんが参加され わざわざ 分厚い レジュメ1冊を 貰って来てくれました。

戦国時代南奥羽諸家婚姻系図   複雑な婚姻関係を図式化 等 貴重・有意義で一晩で 読み切れない・解読出来ない資料です。

Uさんの ご配慮に 感謝 申し上げます。


ガイド仲間のSSさん からも 有難い お話を頂きました。

各講演会が 土日に集中して開催されます。ガイドと競合します。又 仙台市博物館講座は抽選で外れる確率が高くなっています。
SSさんが 出席し あかとんぼが欠席した講座の レジュメ(写し)を 下さる。
逆の場合は 当然 あかとんぼ が レジュメ(写し)を 届けます。

取り敢えず 11日の仙台市博物館しろ・まち講座から 適用しますとの事。有難い事です。感謝 申し上げます。




11 月 4 日 (土)  



連休2日目 本日も 全国・全世界から 大勢の方が 参拝に見えました。

9時30分迄のお客様 日程管理上か オイソガシです。
只 単に 瑞鳳殿に参拝したの足跡を残すのが目的かな と感じます。
足早に ガイド不要  目障り と言いたげに 通り過ぎて行きます。
その中で 小学生以下のお客様を重点に 「観光ガイドと行く 伊達な名所めぐり スタンプラリー」のチラシを配布しました。


JTB当番 今回もカラフリ。
あかとんぼ 同様に カラフリ記録を更新している Oさん ニッコリ笑い 「どうですか? あかとんぼさん 戦績は?」

浜松からの女性団体に始り JTB当番待機中以外 フルガイドでした。

記憶に残ったお客様

津軽弘前で 生まれ育ち 秋田で長く生活をする母娘
秋田・佐竹家菩提寺天徳寺に、津軽家の御霊屋がある革秀寺、菩提寺の長勝寺 良くご存知です。話は盛り上がります。
涅槃門の柱等 用材は(津軽ヒバ)で、調達の裏話に・・・・。

更に「津軽家は 菩提寺の長勝寺の裏手に ヒバ植え いざ に備えました。最近 弘前に帰っていないので ヒバ山がどうなったでしょうか?」


神戸空港と中部空港から 飛来し 仙台空港で落ち合った 若いお嬢さん2人

伊達八家紋を説明後 「お家の家紋は?」に 予想どうり 「わかりません」
「最近まで 仙台では 子供の結婚式の際、母親は紋付の和服でした。遡れば 父親は 紋付き袴でした」に、

「この子 近々 挙式するの」 「親 紋付 着るのかな? そうすれば 家紋を知れるな」
家紋は 遠く なりました。

仙台市博物館の「伊達政宗展」を見たく その前に 政宗公にお詣りしようと 神戸と名古屋間で 話し合い 訪れたそうです。
有難いお客様です。

余話
神戸・仙台間 1時間 1 分 と 1分と端数が付きます。
中部空港からは プロペラ機で 心配したが 1時間半かけて 無事 着いた。とにこやかに語られました。お二人の前途のご多幸を祈ります。




11 月 3 日 (金)  




文化の日
その起源は、天長節 そして 明治節になり 文化の日に。
文化勲章始め 勲章・褒章の受章者が発表になりました。
仙台市内のボラガイドで NPO組織の理事長経験者が、藍綬褒章を受章されました。誠に慶賀です。

只 受賞理由が ボランテイアガイドでないのが残念です。
認知症になる事なく 元気で活躍される事を願います。


文化施設  東北の各博物館等は 文化の日を記念して 入館料無料 の施設が数あります。

その昔 入館料無料だろう と券売口で ゴネタ 老人がいました。
瑞鳳殿は、資料館があり、学芸員が2名もいます。でも 仙台市生涯学習施設ではありません。政宗公を始めとする歴代公の墓所です。
ですから 無料開放はありません。
今年は ゴネタ老人は いなかった様です。


お客様 「雲霞の如く」お見えになりました。
9時から12時迄 ベンチで休息する余地なく ガイドをしました。仲間も同様です。(情報交換の余地無)

大分からのお客様 地下鉄・西公園からワイシャツ姿で歩いて 見えました。
あかとんぼ の通勤路 西公園交番前付近で 発見。仙台大神宮前 ヒヤピンカーブを曲がったら 藤坂神社から降りて来ました。
案内標識をセットしていたら 券売口で 「地下鉄一日乗車券で 割引なりませんか?」の声。この方でした。

「ループルバスなら100円引きになりますが」 と返答されていました。
「100円の割引以上の価値あるガイドをします」とは 云わず、ガイドをしました。

大分 大友家の家老の末裔と 最後に洩らされました。本殿では 上着着用 拝礼されました。


本日の最後は 太白区から 3.11被災者 母娘です。
最近の仙台の年中行事を引き合いに 例えば 初売りの日 新年拝礼式を行います 等 説明をしました。


12時 K・ S・ Oさんと 種々案件 報連相。
62石段、涅槃門前広場 立錐の余地なし位のお客様。午後担当の仲間 バリバリとガイドをしていました。




独眼竜 挑んだ道 河北新報 特集

 (「くやしさ」いとおしく)と題して 歴史学者 磯田道史(イソダ・ミチフミ)氏が 語っています。


概要
〇.日本史を専門とする立場から、伊達政宗という人物像をどう捉えますか?

「幕の内弁当大名」と云いたくなる。


〇.隻眼のハンディなど、その生い立ちも人格形成に影響したのでしょうか?

影響したでしょう。それで謙虚に努力するタイプになった。


〇.小田原参陣をはじめ、幾度も修羅場をくぐり抜けていく姿が印象的です。

政宗の特筆すべき才能は、相手の性格を知り、行動を読み誤らないこと。合理的で情緒的もしない。


〇 天下取りは実現しませんでした。

1.時間的な問題
2.空間の問題


〇.いつごろまで野望を抱いていたか?

大坂の陣(1614-5)で豊臣家が滅亡するまででしょう


〇.大願成就した武将ではないのに、今も人気が高いのは?

「惜しみ」の魅力です。


政宗公という 人間の分析 見事です。

詳細は 河北新報2017.11.02. 文化欄をご覧ください。


本特集は これが最後。

あかとんぼが 好きな景 62の石段の写真を 飾ってくれました。

政宗が眠る瑞鳳殿の参道。藩政時代の石段を杉木立が包む




11 月 2 日 (木)  




瑞鳳殿

昨日 公益財団法人瑞鳳殿から FACEBOOKで下記ニュースがありました。

この度、瑞鳳殿が大手旅行口コミサイト「#トリップアドバイザー」による #2017年エクセレンス認証 に認定されました。
この認証は、トリップアドバイザー上で過去1年に渡り、素晴らしい口コミを一貫して得ている施設に贈られるものです。
700万件以上の登録されている施設のトップ10%の施設のみが、#エクセレンス認証 に認定されています。
この認証に恥じることのないよう、一層皆様に満足して頂けるよう、良質な施設運営に努めて参ります。
なお、#トリップアドバイザー による口コミの概要は、こちらからご覧いただけます。
https://www.tripadvisor.jp/Tourism-g298249-Sendai_Miyagi_Pr…


仙台の人気観光地 No1で 416件の書き込みがあったそうです。ガイドについて抜出しました。

〇無料で案内をしてもらえるボランティアさんが、涅槃門の手前に立っています。
五色のドットはんてんを着ているのですぐにわかります。声をかければ、案内をしてくれます。30分くらい

〇ジョークまじりに建替え前の写真との違いや建物の見方など話してくださいます。
〇 ボランティアのガイドさんいるので説明20分位聞くととても分かりやすい。

〇ボランティアのガイドさんが事細かく説明してくれます。
〇ボランティアの案内の人たちがたくさんいるので、その人だかりに混ざって適当に話を聞くだけでも楽しいと思います。

〇 綺麗な社殿で、ボランティアの方々が丁寧に説明してくれます。
〇ボランティアの方に説明していただきました。とても勉強になりました。歴史に詳しい連れ合いも納得していました。

〇ボランティアのガイドさんが丁寧に説明してくれたのでとても助かりました。
〇伊達男ぶりを感じる豪華壮麗な社 ガイドもいて東北の繁栄ぶりを楽しんだ

〇ボランティアガイドさんがついて下さり、見落としがちなこともいろいろ説明してくれ、とても勉強になりました
〇ボランティアのガイドの方と一緒に見て説明を聞きながら短い時間だったけど 来てよかったと思った。

〇ガイドの方に写真を撮るベストポイントを教えてもらって、いい写真が撮れた。
龍の鼻がピカピカなのは『嵐』のメンバーが仙台コンサートの時にここに来て写真撮影した後、ファンが何万人と押し寄せて、みんなが鼻を撫でて帰ったのでこうなったとのこと。
階段が少したいへんかもしれないが、上って見る価値のある場所だった

〇ボランティアのガイドの皆様の気さくさも大変嬉しかったです。
〇ボランティアのガイドさんがいるので積極的に尋ねてみてください!面白い歴史が聞けますよ

〇雄藩とはいえここまで霊廟を飾り立てるのには驚きました。
それも政宗だけでなく後2藩主も。当方地元親藩の尾張徳川でも藩主は大き目の墓石だけです。 伊達政宗はおもしろい!

〇暑い中、休憩もなしに一回30分ほどのガイドをされていました。 建物の細かな装飾、伊達家の歴史、質問して分からないことは他のガイドさんに確認される誠実さ、素晴らしいと思いました。

〇ボランティアの方々が複数居ます。分かりやすく解説してくれますので、話を聞くことをお勧めします。
訳も分からずダラダラ見るだけでは勿体無いですよ。



62石段を登り ヘトヘトになった ホットした瞬間 目に入るのが 涅槃門
異口同音 綺麗 凄い 素晴らしい

ほぼ7割の方 撮影を始めます。

此処までが 施設管理者 ハードウェアの範囲

ここからが ボラガイドの範囲
お客様の 見た目の綺麗 凄い 素晴らしい に潜む 背景・見方を お客様ベースで語り 付加価値を 如何に高める かです。

書き込み 全て拝読しました。ガイドの励みになりました。

これからも 「瑞鳳殿を参拝(観光)してよかった。 ガイドして貰い なお 良かった」 の感想を頂くように 努めます。



11 月 1 日 (水)  



政宗公像

瑞鳳殿本殿に座す 政宗公像は真正面よりしか拝見できません。
瑞巌寺蔵 政宗公像も真正面からしか拝見できません。

お人柄を知るには 横顔も 拝見したいものです。
昨日の河北新報掲載 宇和島伊達家13代 伊達宗信氏は 右側面から撮影されています。そのお人柄が 感じられます。

さて、政宗公の横顔を拝見出来ないか?
ありました。 仙台城三の丸跡 仙台市博物館中庭に座す 胸像です。

鼻 高いです。
背 広いです。
子は親の背を見て育つ」の言葉があります。
忠宗公、秀宗公 江戸時代の指導者として成功した一因が 此処にあるのでしょうか?






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