瑞鳳殿 本殿
撮影 本殿 06.02.05. 厨子 05.11.20. 御木像 04.05.24. あかとんぼ
資料館に戻る
瑞鳳殿 本殿は 伊達政宗公の御廟(廟墓)そのものです。
政宗公は1636年5月24日(太陽暦6月27日)卯刻(午前7時頃) 江戸桜田屋敷(現 千代田区・日比谷公園・野外音楽堂付近)で、行年70歳(満68歳2ケ月)をもって亡くなりました。
同日戌刻(午後8時頃)出発し、江戸・仙台間69宿92里30丁 396qを7泊8日要し、翌月3日北山・覚範寺に到着、翌日 当地に埋葬されました。《注 この年 6月は29日限りでした》
同年9月(太陽暦10月)工事着工し、高額の工費30万両(150億円)と工期1年の超短期間で、翌年10月24日(太陽暦12月10日)落成しました。江戸時代の初期における桃山様式の優れた建造物であるとして1931年 國寶に指定されていました。
1945年7月10日未明のアメリカ國の仙台大空襲によって焼失灰燼に帰し、國寶指定は解除になりました。この空襲で善應殿・感仙殿も焼失灰燼に帰しました。
1979年 旧伊達領の人々のご寄付8億円と5年の工期をもって、昭和の技術(現代工法)で再建されました。2001年1億円余と1年の工期をもって改修が実施され、装飾は1637年の創建当時に、より近い姿になりました。
構造 鉄筋コンクリート造、平屋建、寶形造、本瓦型式銅板葺 2001年三手先斗棋のみ木造に改修しました。
規模 三間四方(間口5,88m 奥行5,86m) 34,46u(10,44坪) 中央の間7尺(約2,3m)脇間6尺(約1,98m)
塗装 国産黒漆と顔料(緑青・群青・紫・朱・黄土・朱土・墨)を用いて伝統的手法で彩色をしています。